調 査

− 私 た ち は 海 を み つ め て い ま す −
ページの先頭へジャンプします
流況調査

立げ式の設置方法
立ち上げ式の設置方法は海底のシンカーより耐圧ブイの浮力で流速計を引き上げて アンカーで定点に固定して、観測を行う方法です。
この設置方法は、風や波の影響を受け難く質の良いデータを測得する事ができます。
また、船舶等の事故や台風等で海面のブイが飛ばされても流速計が残る確立を 高くする事が出来ます。そのため、当社で最も多く使われている設置方法です。
ただ、海底を基準に流速計を固定するため、潮位差の大きい海域においては 常に表層付近に留める事は難しく、調査目的によっては使えない場合があります。
調査目的や海域の危険性・調査時期等を考慮して、設置方法を検討する事が必要たどいえます。

吊り下げ式の設置方法
吊り下げ式の設置方法は海面のブイより流速計を吊り下げて、 アンカーで定点に固定して観測を行う方法です。
この設置方法は、立ち上げ式の設置方法に比べて、風や波の影響を受けやすく、 船舶等の事故による危険性が高くなるといえます。
ただし、流速計を常に表層付近に固定する事が可能であり、潮位に左右されないという利点があります。
立ち上げ式・吊り下げ式の設置特性と調査目的や海域の危険性・調査時期等を考慮して、 設置方法を検討する事が必要たどいえます。

海底設置式の流速計設置方法
海底設置式の設置方法は海底に架台を固定し、定点観測を行う方法です。
この設置方法は流向測定に駆動するベ−ンを用いるRCM7流速計には適用できません。
主に電磁流速計や波高計の設置に用いられます。 調査機器を海底に固定するため、設置はダイバー作業になります。

ページの先頭へジャンプします
波浪調査

海底設置式の波高計設置方法
海底設置式の設置方法は海底に架台を固定し、波浪の定点観測を行う方法で、 流速計の海底設置と同一の設置方法です。
調査機器を海底に固定するため、設置はダイバー作業になります。通常、波の来襲方向と その反対方向にアンカーを設置します。
波向を計測する場合は、設置水深に留意する必要があります。なぜなら、周期の短い波は 波による水粒子の円運動が海底まで伝わらないためです。静穏海域(周期3秒程度が大勢を占める海域) で波向を観測したい場合は水深5m程度に波高計(電磁流速計)を設置する必要があります。

ページの先頭へジャンプします
潮位調査

潮位計設置方法
潮位計は港内岸壁近くの海底に設置するのが一般的です。大潮時期の低潮時にも設置場所の周りが干上がらない 場所を選定します。
観測中に同時検潮(副表観測)を行います。同時検潮は上げ潮時(水位が上がっていく時)と、 下げ潮時(水位が下がっていく時)の2時期以上行い、低潮時〜高潮時と高潮時〜低潮時のデータを 観測します。水位差が大きい大潮時期に行うのが理想的です。
その際、水準測量を行い護岸の高さとスタッフ(副表)0位の関係を明らかにしておきます。
潮位計の測得データと同時検潮データの相関計算を行い、縮率係数を算出して補正します。
気圧補正する必要がある機器の場合は気圧データを取り寄せ補正します。

ページの先頭へジャンプします
気象調査

気象計設置方法
気象計の設置は上の写真のように4方向にワイヤーを張って観測ポールを固定します。 卓越する風向を考慮して、ワイヤーを固定するシンカーの場所を選定します。
Observation