| 解 析 | |
| − 私 た ち は 海 か ら 学 び ま す − | 
| 潮流・潮汐解析 | |
| 各種経時変化図 | |
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		流動の経時変化図の中には潮流・海流・密度流・傾斜流・吹送流等々の流れが
		混在しています。 分速曲線は、流況ベクトルを南北方向と東西方向に分解し、 観測期間中の周期性の有無・最大流速流向の出現状況・最多流速流向範囲・恒流(海流等) の存在有無を把握するためのものです。 | |
| 流向・流速出現頻度 | |
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		16方位別の方位別出現率、風速階級別の出現率を算出して、
		海域流況の出現特性を把握します。16方位別の出現流速の平均流速も同時に算出します。 流況による各海上工事や船舶航行等々の稼働率積算の参考資料になります。 | |
| 25時間移動平均流 | |
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		流れには周期性のある潮流・副振動、非周期性の海流・吹送流・海浜流といった
		種々の流れが混合した流況を測得していることは前記しました。 25時間移動平均流は種々の流れを抽出する試みの一手法で、気圧変動に伴う流れや 風の増大と共に変化する吹送流、あるいは海流などの日変化が抽出する事ができます。 | |
| 潮流調和分解(潮汐調和分解) | |
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		この計算は、測得された流れの中から潮流成分を抽出する作業です。 潮流は、潮汐の干満によって起こる流れでさらに潮汐は月あるいは太陽の万有引力によって 誘起されています。(起潮力) 調和分解手法にはT.I法、最少二乗法等があります。 算出された調和定数(ちょうわじょうすう)を組み合わせることで将来の予測も行う ことができます。 潮汐の調和分解も潮流とまったく同様で、基本周期の波(分潮)に分ける事で将来の予測を 行う事が出来ます。 また、海岸付近の構造物を作る時などに基準となる高さを求める資料にも使われます。 | |
| 潮流楕円 | |
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		潮流楕円とは、分潮の1周期の流れの状況を各々に見るためのもので
		流れの振幅、主流方向、転流方向を把握します。 主要分潮を組み合わせて、大潮期の流況を推定したものがホドグラフです。 さらに、このホドグラフを海域平面に時間毎に展開したものが平均大潮流況図 (最大大潮期流況図)です。 | |
| スペクトル解析(周期解析) | |
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		測得データの周期性は(潮流に限らない)をより細部に検討したもので、各周期の相関度、
		エネルギー等を算出したものです。 これらの推定法には、BT法、FFT法、MEM法と呼ばれる種々の方法があります。 | |
| 波浪解析 | |
| 統計波・波向の算出 | |
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		測得された水位データから1波1波の波高・周期を算出して、統計処理する事により各統計波の波高・周期を算出します。 統計波には最大波・1/10最大波・有義波(1/3最大波)・平均波があります。 なお、有義波は熟練した観測者が目視観測により報告する波高,周期とよく一致することから、 波高計による資料と目視による資料とを統一的に扱える利便性を持ちます。 また、電磁センサーの流向・流速値より波向(なみむき)を算出します。 | |
| 各統計波の経時変化 | |
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		算出した各統計波の経時変化を描くことにより、海域の擾乱時・平常時・静穏時の
		波高・周期や波向・起動流速を把握します。 | |
| 周波数スペクトル | |
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		擾乱時の周波数別エネルギーピークを把握します。 | |
| 方向スペクトル | |
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		擾乱時の波向別周波数別のエネルギーピークを把握します。 | |
| 波浪推算 | |
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		入力波(沖波)と水深や構造物の条件を与え、波浪状況を推算します。 SMB法、波向線法・エネルギー平衡方程式などの波浪推算方法があります。 | |
| 深浅・漂砂解析 | |
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		深浅測量のデータを地形格子上の値に変換して、さまざまな角度から測量データを比較し、
		対象海域の侵食・堆積状況や変動傾向を把握する解析です。 | |
| 気象解析 | |
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		気象(風向・風速・気温・降水量・気圧等)の時系列データを用いて、
		変化特性を調べたり、同時期の他のデータとの相関関係を把握する解析です。 | |
| 水質解析・底質解析・生物解析 | |
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		測得されたデータの時系列変化を描いたり、データをメッシュ上の数値に補間して
		海域平面上に表現し、変化傾向を把握する解析です。 | |
| Analysis |